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概要

広報えびな

3広報えびな2015年8月1日号夫の肺がん検診の付き添いで医療センターへ行ったとき、看護師の方に「奥さんも受診しませんか」と声を掛けられたことがきっかけで受診しました。それまで職場の健康診断では異常もなく、病気とは無縁でしたので最初はお断りしたのですが、CT検診を受けたことはなかったので、勧められるまま軽い気持ちで検査を受けました。検査から約2週間後、市から精密検査のお知らせが届きました。かかりつけ医・大学病院・セカンドオピニオンの病院を受診した最終的な診断は、99・9㌫の確率で『肺腺がん』ということでした。「まさか私が!」「付き添いの私が肺がんだなんて…」。親族にもがんの人はいないので、自分ががんになるはずはないと思い込んでいたため、目の前が真っ暗になりました。しかし、幸いにもがんの進行度(ステージ)が4段階の中で最も軽い「IA期」だったため、手術で取り除くことができ、術後も約2週間で退院できました。今ではすっかり回復し、趣味の写真撮影に出かけたり、遠出もできるようになり、毎日を楽しく過ごしています。また、CT検診を一緒に受診した夫も、肺がんではありませんでしたが血管の疾患が見つかり、治療の結果、今では全快しています。私がかかった『肺腺がん』は、喫煙経験がなくても発症しやすい種類の肺がんだそうです。私の場合はごく初期で小さく、骨に隠れた場所にできていたので、おそらくCT検診でなければ発見できなかっただろうと医師から言われました。あの時の看護師の方の「奥さんも…」の言葉が、今も何度も頭を巡ります。CT検診を実施している市に対しては、命を救ってもらったという感謝の気持ちでいっぱいです。数分間検査台に横になるだけのとても簡単な検査なので、皆さんにもぜひ受けてほしいと思います。肺がんは自覚症状が出にくいため、早期発見・早期治療が重要です。CT検診を受けて、一人でも多くの人に病気の芽を摘んでほしいと願っています。自覚症状が出にくい肺がん付き添いの私が肺がんにきっかけは看護師の方の一言平成27年度は、平成28年3月現在で40歳の方(昭和50年4月1日~昭和51年3月31日に生まれた方)に肺がん検診の無料受診券を発送しています。有効期限がありますので、早目の受診をお勧めします。▼対象市内在住の40歳以上の方▼定員各日20人▼費用3000円(40歳以上の方)、2000円(60歳代の方)、無料(70歳以上の方)▼申し込み直接または電話で健康づくり課まで。受け付け後、受診日の1週間前までに問診票など必要書類を送付します。▼その他妊娠中の方は受診できません。また、同一年度内に集団検診・個別検診の両方を受診する事はできません。体験談一人でも多くの人にCT検診を加かが々宮みや郁いく江えさん(中河内在住)▲検診場所の海老名市医療センター40歳の方は費用が無料に