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概要

広報えびな

7 広報えびな2015年11月15日号 市立図書館の運営形態 市教育委員会では、図書館が将来にわたり安定的なサービスを提供していくために有効な手法として、民間事業者のノウハウを活用した運営に着目し、平成21年度に「図書館外部委託推進計画」を策定。民間事業者への業務委託や指定管理者制度の導入を検討しました。その結果、施設の維持管理は市で行い、窓口業務などを民間事業者に委託することとなり、平成23年度~25年度の3年間、株式会社図書館流通センター(TRC)に2館の窓口業務を委託し、運営を行ってきました。 併せて、市教育委員会および市では、中央図書館が耐用年数の関係などから大規模改修が必要になることを踏まえ、平成24年度末~・接客応対の改善・利用マナーの指導を徹底〈ご意見・ご要望〉・基準がおかしい・公共図書館として不適切など〈改善・対応状況〉 複数の図書館司書による選書委員会を設置し、選定基準により選書を行う。結果を中央・有馬の2図書館長および統括館長が責任をもって決定し、教育委員会が確認する〈ご意見・ご要望〉・階段が多い・障がい者への配慮要望など〈改善・対応状況〉・4階のキッズライブラリーに車椅子対応のスロープを設置する・3階学習室の照明を増設する・4階テラスの手すりを高いものに交換する25年度当初に今後の方向性について検討を重ねました。その結果、機能の安定や充実だけでなく、改修後の図書館を新たなサービスなどの付加価値を持たせた魅力ある施設とし、多くの人が訪れ、本と触れ合うことのできる場とすることを目指して、「中央図書館の大規模改修」と「図書館運営」を併せた指定管理者制度の導入を決定しました。同制度の導入から業務開始までの主な流れは次のとおりです。①平成25年7月、事業者の公募を実施②同年10月、外部有識者を含めた選定委員会で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と株式会社図書館流通センター(TRC)の共同事業体を指定管理候補者として選定③同年12月、市議会定例会で正式に両社が指定管理者として可決④平成26年4月、2社が指定管理者として業務開始 先般、図書館資料の選書や除籍、管理運営体制に関する各種報道などで、市民の皆さんにご心配をおかけする状況がありました。 この件については、10月30日、指定管理者側から「指定管理者共同事業体として市および市民の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし、大変申し訳なかった」「今後も指定管理者共同事業体として、契約満了期限の平成31 年3月31日まで、責任を持って協定内容を履行する」旨の謝罪と誓約の文書が市に提出されました。 市教育委員会では、図書館が年代を問わず多くの方に利用していただける「知の拠点」となるよう、利用状況や皆さんから寄せられたご意見・ご要望を参考にしながら、今後も指定管理者と共に継続的な改善を図っていきます。平成26年度から指定管理者制度を導入共同事業体で運営開始平成23年度から窓口業務を委託今後も継続的に改善選書施設面