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概要

広報えびな

あの日を忘れない被災地の今~東日本大震災からの教訓~危機管理課?(235)4790平成23年3月11日。あの日起こった未曽有の災害は、日本中の人たちの防災意識を変える大きなきっかけとなりました。震災から5年。被災地には今もなお、元の生活に戻ることができずにいる人が多くいます。あの日のことと、現状を正確に知ることが、今、私たちに必要とされていることではないでしょうか。復興への道のりは、長く遠いものです。復興事業を支えるために、全国の自治体からは多くの職員が震災直後から派遣されています。市からの今年度の派遣職員は、岩手県大槌町、宮城県石巻市、福島県相馬市に1人ずつの計3人。今回は、「海老名市防災講演会」での平野大槌町長による講演内容の抜粋と、派遣職員の現地からの報告などを紹介します。真っ黒い壁が迫っ襲ってきました。てき50㍍たくよらういに前見に、したが声を掛けることしかできず、いました。5㍍くらいの距離にいま人位いましたが、その時に津波が50上半身だけが出ている私の部下が本部でした。本部設置時に職員はれきでいっぱいでした。その中に、途絶、机と椅子を並べただけの対策海のようで、津波で流されてきたがを設置しました。完全にインフラは屋上から見た庁舎周辺は、まるで地震直後、庁舎前に災害対策本部がる3階に向かって走りました。の日を境に大きく変わりました。高いところへ行くため、屋上につな含め、被災した人たちの人生は、あ庁舎玄関前にいた私は、少しでも残った後ろめたさがあります。私をあの時のことを思うと、今でも生き非現実的な屋上での一夜下を私5は人あ、の目日の、前で20~亡30代の直属の部くしました。モの子を散らすように逃げました。波だ!」と大声で叫び、私たちはク3月11日14時46分頃えました。先輩職員が「津波だ!津講師/平野公三大槌町長大槌町総務課職員として業務中に津波が襲来。震災当日は自身も庁舎屋上で一夜を過ごす。津波の甚大な被害により、当時の町長を含む40人の職員が犠牲となった中、町長職務代理者として町政運営の陣頭指揮をとった。平成27年8月、大槌町長に就任。「『ひょっこりひょうたん島』の歌詞(3面参照)を胸に、私は難局に立ち向かっていきます。怒りや悲しみ、これを安心な未来に転換することが私の使命」と、講演会の最後を締めくくった共助による支援体制のあり方」「災害時における住民の行動、1月16日に開催した「海老名市防災講演会」より抜粋広報えびな2016年3月1日号2