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広報えびな2 016年11月1日号 10家計簿解説海老名市の財政状況市では毎年、財政状況を公表し、市民の皆さんが納めた税金がどのように使われているのかお知らせしています。ここでは平成27年度一般会計の決算を中心にお伝えします。　市では、収支の管理を５項目の会計に分けて行っています。これは、家庭の支出で考えると、用途別にお財布が５つあることと同じです。５項目は、「一般会計」と「特別会計」に大きく分かれています。「一般会計」は基本的な行政運営の経費を賄うもの、「特別会計」は独自の収入があるもので、「国民健康保険事業特別会計」「下水道事業特別会計」「介護保険事業特別会計」「後期高齢者医療事業特別会計」と４項目に分かれています。　市の財政状況とその変化を、平成27年度と10年前の17年度の一般会計決算額で比較してみました。　なお、変化を分かりやすく示すため、数値を年収５００万円の家庭の家計簿に換算したため、一般的な家計簿の分類とは一部異なる部分があります。用途別のお財布が５つ市のお財布事情平成27年度決算平成17年度決算基本給（市税） 255 万円 232 万円諸手当（地方譲与税・交付金・国県支出金） 139 万円83 万円貯金の取り崩し（繰入金） 11 万円52 万円家賃収入（分担金・負担金・使用料・手数料・財産収入・寄附金・諸収入） 30 万円18 万円親からの仕送り（地方交付税） 2 万円1 万円生活資金のローン（臨時財政対策債） 1 万円10 万円家の増改築ローン（市債） 43 万円10 万円前年度からの繰り越し（繰越金） 19 万円23 万円合計500 万円429 万円年収を500万円とすると・・・平成27年度決算平成17年度決算食費（人件費） 80 万円 89 万円医療費（扶助費） 111 万円48 万円ローン返済（公債費） 30 万円35 万円その他生活費（物件費・補助費等・維持補修費・貸付金） 142 万円155 万円家の増改築費（普通建設事業費） 80 万円47 万円子どもへの仕送り（他会計への繰出金） 40 万円39 万円合計483 万円413 万円年収を500万円とすると・・・支出収入「ローン返済」が少ないことが特徴です。特別会計を含めた、市民１人当たりの借金残高は県内市（政令市を除く16市）で一番少なくなっています。また、医療費の伸びが10年前に比べ顕著になっています。「親からの仕送り」と「生活資金のためのローン借り入れ」が少ないことが特徴です。「基本給」など他の収入である程度賄えているため、「親からの仕送り」をあまり受けずに済んでいます。企画財政課 ?（235）8453