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概要

広報えびな

3 広報えびな2 016年12月1日号 「クラブに入る前は、消防の仕事は消火や人命救助のイメージしかなかったのですが、活動を続ける中で救急や災害対策なども消防の仕事だと知ることができました。日常生活の中で役立つことも学べ、現場の職員の皆さんとも接していく中で、消防士になりたいという気持ちは、より強くなりました」 消防職員として採用されると、横浜市を除く県内の新人全員が、県の消防学校で半年間の訓練を課されます。ことし9月末の同校卒業時、中村さんは持ち前のやる気と努力で、243人(うち女性17人)の訓練生の中で優秀な成績を修めた者に与えられる「体力賞」を受賞しました。 「消防学校の訓練はきつかったです。初めての寮生活など、慣れないことも多かったですが、仲間の大切さを痛感しました。消防の仕事は一人ではできません。同期の職員などと励まし合いながら乗り切りました」 10月からは消防署に配属となり、新たな訓練の日々が始まっています。消防職員の多くは男性のため、女性ならではの悩みもあるといいます。 「体力面ではどうしても男性にかなわない部分もあります。しかし、現場では男女関係なく活動しなくてはなりません。今は仕事に慣れるのに精いっぱいですが、今後は体力面はもちろん、周囲への気配りなどきめ細かな配慮を忘れずに自分のスキルを上げていき、長く現場の仕事をしていけるようになりたいです」 「クラブ員は小学生が多いイメージを持たれるかもしれませんが、中学生にもぜひ参加してもらいたいと思います。私は職員に採用されてから、少年消防クラブ出身の職員第1号ということを知りました。クラブ出身の消防職員が増えてくれるとうれしいです」 中村さんに続く未来の消防士たち、ぜひ少年消防クラブにご参加を。▼対象 市内在住の現在小学校3年生~中学校2年生(男女不問)▼定員 30人程度▼活動期間 平成29年4月1日~30年3月31日※原則(土)(日)のいずれかで、月1回程度活動します▼申し込み 12月1日(木)から、申込用紙に必要事項を記入し、直接または郵送で予防課(〒243-0411大谷816)へ。申込用紙は、市消防本部・北分署・南分署で配布または市ホームページからダウンロードできます。平成29年1月27日(金)必着。【事前説明会】 クラブの詳細を説明します。保護者は必ず出席してください。お子さんの同席も可能。▼日時 平成29年2月4日(土)10 時から▼場所 消防本部1階会議室少年消防クラブは、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け活動しています。活動服などの一部は、「宝くじ助成金」で整備しています。▲消防操法大会で模範演技を行う少年消防クラブ時代の中村さん海老名市少年消防クラブへまずはクラブに消防職員として消防学校では「体力賞」を受賞