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概要

広報えびな

7 広報えびな2 017年1月1日号 江戸時代に考案された木製のこまで、歴史は300年以上。そのルーツは扇子や刀の上に乗せて楽しむ曲芸でお馴なじ染みの「曲きょく独ご楽ま」です。そこから「からくり独ご楽ま」や「ひねり独ご楽ま」などに派生しました。縁起物や悪魔払いの意味があるという赤色が多く目立ちます。広井さんが語った「こま雑談」の一部を紹介します。 曲芸用のこま。マジシャンの方はパフォーマンス用に、海外の方はインテリア用に購入することもあります シンプルなこまが一番難しい。〝お尻〟を切る瞬間が一番神経を使います 図面も型もありません。ただ手が覚えています。動かすと、「あともう少し見たい」というところで終わってしまう。これがこのこまの醍だい醐ご味み◆曲きょく独ごま楽◆ひねり独ごま楽◆からくり独ごま楽ちは便利だけれど、その一方で、ものづくりや文化に対する関心が薄くならないかと懸念しています。 以前はふるさとまつりやコミセン講座、県の産業技術センターなどでこま作りを教えていた時期もありました。今はなかなかお受けできなくなりましたが、海老名の方にも「江え 戸ど独ご楽まに触れてほしい」「日本古来の遊びやものづくりの文化に親しみ、いつまでも大事にしてほしい」と願っています。 一人で作業をしているので都合がつかない時もありますが、自宅を兼ねた工房ではこま作り体験も行っています。興味がある方に、ぜひ触れてほしい。ご希望があればお作りすることもできますので、お気軽にお問い合わせください。遊びやものづくりの文化を大切に インターネット放送局で「海老名の職人?江戸独楽?」を配信中です。併せてご覧ください。インターネット放送局で動画配信中 体験・販売の工房。軒先には材料の木材が積まれています。「江え戸ど独ご楽ま」作りには30年以上乾燥させたミズキとカツラを使用。広井木工所 ※都内で展示会のため1月15日?まで不在上今泉1-16 -1 ?233・1192