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概要

広報えびな

広報えびな2017年2月15日号 4 相鉄線かしわ台駅西北側の台地付近で発見された旧石器時代の著名な遺跡。 区画整理事業に先立つ発掘調査により、瀬戸内地方特有の技法で作られた国こう府型ナイフ形石器が出土し、約2万5,000年前の東西交流を物語る貴重な資料となっています。このほかにも、関東ローム層中から幾層にもわたり、多くの石器や礫れき群ぐんが見つかっています。◆ 柏ケ谷長ヲサ遺跡柏ケ谷長ヲサ遺跡から出土したナイフ形石器(右)と石器類石像物が並ぶ。庚こう申しん塔とう(左から2つ目)の東には「江戸」の文字も 史跡相模国分寺跡の碑や庚申塔などが並ぶ辻(国分南1丁目)。市内には、江戸時代に大山信仰に向かう人々が通った大山道があり、この辻にある庚申塔は道しるべの役割も果たしており、ここがかつて交通の要衝であったことが分かります。ほかにも市内の路傍には道祖神や地蔵などが今なお残り、多くの石が使われています。[参考資料]・海老名市史6通史編 原始・古代・中世・自然と歴史のさんぽみち◆ 道しるべの役目もえびなの「石」の一部を紹介 市内には多くの遺跡があり、石せき斧ふ や板いた碑び などの石を使った遺物が多く出土しています。 このことから、〝石〟は古くから人々の身近にあったことが分かります。〝石〟の材質や魅力、使用例などの基礎知識のほか、最新の石器研究を学ぶ、どなたでも参加可能な講演会です。▼日時 3月19日(日)12時30分受け付け開始▼場所 市役所401会議室▼定員 先着100人▼内容・講師 下表のとおり▼費用 無料▼申し込み 2月15日(水)から、電話で教育総務課へ。【講師紹介】瀬尾為明(せのおためあき)氏 市立中学校の理科副読本「海老名の大地」の編集にたずさわる。市教育委員会教育センターを経て、市立小・中学校の校長を歴任。御堂島 正(みどうしまただし)氏 市内在住。大正大学文学部歴史学科教授。平成28年11月、実験考古学の理論的体系化や石器研究に大きく寄与したことなどから、〝石器研究のノーベル賞〟とも呼ばれる「岩宿文化賞」を受賞。海老名でも夏休みに行われる石器作り教室や、相模国分寺むかしまつりなどのイベント運営に協力している。文化財探究舎講演会えびな「石」ものがたり参加者を募集します問教育総務課?(235)4925時間演題講師説明13時~13時40分石から見えてくる海老名の歴史教育総務課文化財係職員講演1 13時40分~14時50分大地と人 海老名周辺の石の利用や大地との関わり元市立小・中学校校長瀬尾為明講演2 15時~16時10分石器の実験痕跡研究ーミクロの痕跡からわかることー大正大学教授御堂島 正