ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報えびな

広報えびな2 017年8月1日号 4『ちょっと田舎』がちょうどいい歴史ある海老名の田んぼ かつてこの地は海老名耕ごう地ち といわれ、大化の改新の頃に開拓されたともいわれる歴史ある場所。海老名耕地は縦横のあぜ道で小さく区割りされています。東西に走る1本のなわて道(=田と田の間の真っすぐな長い道)は、「一大縄」の文字をあてて「いちおおなわ」と呼んだそう。一本の長い縄を張って一番最初に作ったあぜ道だから「一」。これを基準に「二」「三」と南に広がっています。現在は国分から河原口へ東西に抜ける県道横浜厚木として、古くからの形を私たちに伝えています。 「ちょっと田舎」の景色の一つ、今では海老名の秋の風物詩となった中新田かかしまつり。平成4年から地域の人たちの力で続けられ、ことしで25 年目です。わざわざ遠出をしなくても、田舎気分を味わえるかかしまつりは、市内外から多くの人々が訪れる人気のイベントです。【参考図書】 「海老名地名考」「海老名むかしばなし 第二集」 海老名駅西口に新たなまちが誕生してまもなく2年。駅間地区の開発も継続的に進められ、駅周辺の景観は日々変化しています。そんな中、駅からほんの1㌔ほど離れただけで、昔から変わらない穏やかな田んぼの景色が広がります。「ちょっと都会」と「ちょっと田舎」。ちょうどいいこのバランスが海老名の魅力の一つです。田舎気分を味わいに発展するなかでも変わらない景色▲海老名小学校と海老名耕地。左上の大通りが現在の県道横浜厚木の「一大縄」(昭和32年頃)▲今も残る中央図書館近くの「いちおおなわ」の看板?海老名の歴史を詠んだ歌が書かれる「擬木柱」にも▲海老名駅周辺の高層マンションを抜けると田んぼが広がる