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概要

広報えびな

5 広報えびな2 017年8月1日号かかしまつりを通じて、海老名の農業を知ってほしい ことしは9月9日(土)から始まるかかしまつり。25年前に始まった経緯やこだわり、運営者としての苦労とやりがいを聞きました。かかしの審査方法は? まつりでは、出展された作品の審査・表彰も行うのですが、審査の公正を期すために、審査員は作者の氏名を伏せた状態で審査をするんです。また、作品の展示位置も、現地に1から番号をふっておいて、作者にくじを引いてもらって場所を決定するなど、細かいところにもこだわりがあるんですよ。始めたきっかけは? 私はもともと海老名が地元で、地域のことに個人として関わりたいという思いがありました。生まれたところにはたくさんの友達もいるし、〝人財〟もありますからね。 かかしまつりを始めたきっかけはいくつかあるんです。まずはその当時、毎週農家の方が「夕市(夕方の市)」をやっていて、かかしまつりに来てもらうことで、海老名のお米や野菜を地元の人にもっと知って食べてもらいたいという思いから。今でいう地産地消ですね。また、その頃は中新田にも住宅がたくさん建ち始めた頃で、田んぼや農業を全く知らない方が増えてきたこともあり、田んぼとの付き合い方を知ってほしい、田んぼのある環境に慣れ親しんでほしいという思いもありました。大変なことは? 毎年心配なのは、やっぱりかかしの出展数ですね。だいたい50体くらいを推移していますが、その年によって多かったり少なかったり、やってみないと分からない。新しいことを始めるのは大変ですが、続けていくのはもっと大変ですね。25年といえば四半世紀。大変ですが、ここまでやってきたのでやめられないという思いがあります。主体的にやってきた人たちが高齢になり、次の世代に引き継ぎたいので、若い人でやってくれる人が出てきてくれることを期待しています。良かったことは? 毎年たくさんの人が見に来てくれることはうれしいですね。かかしは被写体としても良いようで、アマチュアのカメラマンも大勢来てくれるんです。撮影に毎年来てくれる方もいる。お客さんがたくさん遊びに来てくれることそのものが田んぼにとって鳥よけにもなるし、おいしいお米づくりの手助けになっていると思いますね。廣ひろ田た 敏としゆき之さん夢は、中新田のかかしを「かかしの全国大会」にデビューさせること 海老名で生産されている主な品種は「さとじまん」「キヌヒカリ」など。神奈川県産で初めて特A ランクの評価を受けた「はるみ」の生産も増えてきました。今回のかかしまつりの賞品にもなっています。海老名で作られているお米って?豆知識かかしまつり遊びに来てね!