ブックタイトル広報えびな
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広報えびな
3 広報えびな2 017年10月1日号 木で作られたものは、ふつう土の中では腐ってしまうんだ。河原口坊中遺跡は水分を多く含んだ泥で、まるで真空パックのように昔のものが埋まっていた。だから、ついこの間まで使っていたのかと思えるような、ほぼ完全な形で残っていたんだ。とっても貴重な例だよ。 作りかけの杵もあったから、農具を作る職人もいたんじゃないかな。田た下げ駄たや鍬くわ、鋤すきのような、農作業に使う道具もたくさん見つかっているから、当時の人々もお米を作っていたことが分かるね。 川の流れに沿ったものと、川の幅の膨らんだ地形を使って袋状に仕掛けが作られたものがあって、魚を誘い込んで捕まえたことが分かるよ。 他にも、木でできた魚取り網の枠の部分や、船をこぐオールのようなものも見つかっているよ。当時の人々も、私たちと同じように魚が好きだったのかもしれないね。弥生人の臼うすと杵きね2000年前もお餅つき!?しがらみ状遺構弥生人も相模川で魚を取っていた!? この頃の臼は収穫した稲のもみがらをはずすための脱穀用として使われていました。 川の中に竹状の素材で組まれた魚を取るためのしかけです。河原口坊中遺跡からは2カ所発見されました。 出土品も多く、弥生土器や石器をはじめ、鉄や銅製品、動物の骨や木で作られた器や道具、イネ・クルミなどの植物の種など、大変多くの種類が発見されました。 この遺跡の特徴は、出土品が大量で、とても状態が良いということです。2000年前とほぼ同じ形状を保った出土品の数々から、当時の人々の暮らしを知る手掛かりが多く見つかり、弥生時代の文化を伝える大変貴重な発見となっています。平成28年度には文化庁主催の展示会で紹介され全国5カ所を巡回し、10月19 日(木)から地元海老名で初展示します(5頁)。61.5cm直径約8cm▲河原口坊中のしがらみ状遺構イメージ図(池田治氏提供)水面川底▲相模川に沿った河原口の大規模な遺跡43.3cm121cm川の流れ