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概要

広報えびな

広報えびな2 017年11月1日号 4あいさつができる町みんなの声を第一に地域で育む東柏ケ谷小学校のビオトープ40年続く4自治会合同の市民レクリエーション ここはコミュニケーションがとれている地域だなと感じています。あいさつが積極的にできていて、お互いに声を掛け合っていて。私は80歳以上の人にモテるんですよ(笑)。この頃は覚えやすい顔だからか、気軽に声を掛けてきてくれるようになった。自分より高齢の方に声を掛けていただけることが、この地域の好きなところであり良いところですね。 海老名市誕生とほぼ同時期から住み始めて45年。自らが会長を務める自治会の活動と、柳下さんが思い描く地域の展望を聞きました。隣同士で醤しょう油ゆ が借りられる関係、何でも話せる関係がある自治会をつくりたい みんなの提案で自治会運営をやっているから、とっても反応が良い。こういうふうにやりたいって形がすぐに返ってくるような、そんな自治会の形態に今はなっています。 孫が通う小学校から池を作りたいという話があって、メンバーに 東とうは く 柏小学区の東柏ケ谷四?六丁目自治会とルアンジュさがみ野自治会の4自治会で毎年行う〝市民レク〟は、最初からずっと合同という形でやっています。参加者は800人くらいかなあ。盛り上がるのは市長杯を争う対抗戦。リレーとか綱引き、パン食いとか。 この時も地元企業の協賛で、パン食い競争のパンを提供していた声を掛けたらみんなが手伝ってくれました。長寿会からはポンプをもらったり、お手伝いもあって、地域の有志が一丸となって実現したものです。 「柏ふれあい釣り堀」からフナと金魚の卵を持ってきて、そこから始めました。今はヒキガエルが卵を産んで、カエルだらけになるまでになった。親は嫌がるけど、子どもは楽しんでる。大雨が降った時は、池の水があふれて外に出されてしまった魚にアリが集まっている光景が見られました。自然の循環とはこういうことなんだという報告書を学校の飼育係に出したりね。3カ月に1度は有志で水抜きをしています。自治会全体で育てている感覚です。 「断ることはしないんです。何でもわりと真面目に受けてしまう」と話す柳下さんは5年間の副会長を経て、現在は会長3年目。「〝隣人から醤油を…〟なんて、今はそういうのは流は行やらないかもしれないけど。最終目的はやっぱりそこなんじゃないかな…」東柏ケ谷五丁目自治会会長柳下泰介さん(69歳)▲東柏小のビオトープには元気に泳ぐ金魚の姿が▲〝たま入れ〟や〝パン食い〟でみんな笑顔に