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概要

広報えびな

人はいないでしょう。たったその程度の違いなのに、生きる価値に違いなんてあるはずがありません。たまたま私は健常者として生まれ、妹はたまたま障がい者として生まれて来ただけです。もしかしたら私が障がい者として生まれて来ていたかもしれません。 社会の中には、犯人と同じように、「生産性のない障がい者はいらない。」という人も多く出てきました。ネット上で匿名で犯人に同調する人が多く出てきて、驚きました。確かに障 一年前の七月に、相模原で多くの障がい者の命が奪われた恐ろしい事件が起こりました。この事件の犯人は、「障がい者は、生きている価値がない、親がかわいそうだ。だから安楽死させるべき」という考えのもと、犯行に至りました。 私には、見た目には分かりにくいけれど、知的障がいのある妹がいます。あまり多くの言葉を持たない妹だけど、嬉しい時には笑い、悲しい時には涙を流し、くやしい時には怒る、私にとってはごく普通の十二才の女の子です。もし私の妹が、障がいがあるから死んだ方がいい、と言って殺されたら、私たち家族は、悲しみのどん底に落とされ、犯人を一生許せないでしょう。 私と妹の生きる価値に違いはあるのでしょうか? 以前、妹が通っていた療育センターの園長先生は、自閉症の人たちについてのお話の中で、「人それぞれ血液型が違うように、脳のタイプが違うだけ。」と仰っていました。血液型はみんな違います。性格だって全く同じという 中学生の夏休みの課題として、人権尊重の重要性、その必要性への理解を深め、相手の立場を考えた人間関係を築いてもらうことを目的に、毎年募集している「海老名市中学生人権作文コンテスト」で市長賞を受賞した吉井遥香さんが、「第37回全国中学生人権作文コンテスト中央大会」でも法務事務次官賞を受賞しました。広報えびな2018年2月15日号 6吉井遥香さん 全国中学生人権作文コンテスト法務事務次官賞受賞!問市民活動推進課?(235)4568海老名中学校三年 吉井遥香誰にも同じ生きる価値